今回はクリニックの面接で、看護師がよく聞かれる5つの質問と回答のポイントをまとめました。
実際の面接経験をもとにポイントをまとめたのでクリニック面接の参考にしてください！
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質問①クリニックの志望理由
どうしてそのクリニックを志望したのか、面接官（院長・看護師）に思いが伝わるようにまとめましょう！
志望理由がパッと出ないときは、下記のポイントを参考に考えてみてください！
①なぜその診療科を選んだのか
②そのクリニック（診療科）で自分がやりたいことは何か
③他のクリニックではなく、志望先のクリニックを選んだ理由
今回は整形外科クリニック希望の場合を想定して、志望理由を考えてみます！
なぜその診療科を選んだのか
その科の特徴を志望理由に結び付けます。
例1：受傷から回復期にかけて、ポジティブな過程に関わっていける整形外科に魅力を感じました。
例2：私は患者さんとのコミュニケーションを大切にしており、幅広い年齢層の方と関わることができる整形外科に魅力を感じたため志望いたしました。
例3：整形外科病棟で勤務した経験があり、その経験を活かせると考え整形外科のクリニックを志望いたしました。
そのクリニック（診療科）で自分がやりたいことは何か
病院では診療科目がいくつもありますが、クリニックは特定の診療科目に特化しています。
例に出す整形外科のクリニックの場合、スポーツ整形に力を入れていたり、リウマチの治療を専門にしているクリニックもあります。
希望するクリニックで具体的にどういった仕事をしたいのか伝えましょう！
例：スポーツ整形（科特有の疾患などを挙げる）に興味があり、それを専門に診療している貴院で経験を積み、知識を深めていきたいと考えました。
他のクリニックではなく、志望先のクリニックを選んだ理由
クリニックってたくさんありますよね。
その中でも「ここで働きたい！」と思うポイントがあるはずなのでそれを盛り込んでいきましょう！
数あるクリニックの中で「そのクリニックを選んだ理由」を盛り込むと、志望理由がより明確になります。
悩んだときは、クリニックの理念を志望理由に入れてみてください！
他にも良い所あるはず！
例：「○○○」というクリニックの理念に共感し、貴院でスタッフの一員として地域医療に貢献したいと考え志望いたしました。
例：（本音）給料など待遇が良いから
⇒（建前）今後、１つの職場で長く働いていきたいと考えております。貴院では福利厚生などが整っており、スタッフを大切にしているクリニックであると感じたため志望いたしました。
①②③それぞれを肉付けしたり、
組み合わせて志望理由を考えてみてください！
質問②経歴・スキル
クリニックで何を求められるかは様々ですが、クリニックは少数精鋭のため即戦力になるスタッフが求められる場合が多いです。
特に採血・注射・点滴業務は必要とされる場合が多く、問題なく業務を行えるか質問されます。
お互いのミスマッチを防ぐためにも、経験の有無やブランクがある場合は素直に答えましょう。
伝え方としては、働いてきた病院、診療科、仕事内容とそこで学んできたことを伝えます。
例：○○病院の○○病棟で☆年働き、●●の看護や疾患を学んできました。その後○○クリニックで勤務し、募集要項に記載してある採血や注射などの業務は一通り行えます。
例：結婚を機に離職しており、○年のブランクがあります。
質問③前職の退職理由
「長く働いてくれるスタッフを採用したい！」というのがクリニック採用側の本音です。
・クリニックは少人数体制のため、短期離職は業務や他スタッフに影響がでる
・スタッフを雇用するために求人を出すなど費用がかかる
特にクリニックは少人数体制。採用したスタッフがすぐ辞めてしまうと職場が受ける影響が大きいです。
前職の退職理由を聞くことで、短期離職をしないか、継続力のある人物なのかを判断されます。
なるべく、ポジティブに捉えられる理由を伝えていきましょう。
結婚、引越しなどやむを得ない理由の場合
結婚や引っ越しなどやむを得ない退職理由の場合、ネガティブな印象は与えないと思いますのでそのまま伝えて問題ないです。
しかし、院長の考え方によって結婚している場合「妊娠してすぐ辞めてしまうのではないか」という考えから不採用になる場合も。
この場合は妊娠や出産に理解がない職場だと考え、縁がなかった・ミスマッチだったと思って切り替えましょう。
また「お子さんの予定はありますか？」と直接的な質問をされることもあります。
この質問については、各々の考えや価値観があると思いますので、「正しい答え方」はないと思っています。
伝えるポイントとして以下の項目を挙げます。
・妊娠の可能性がある場合は伝える
・入職後は仕事を覚え、スタッフの一員として働いていく意思を伝える
・妊娠・出産をしても、復帰して継続して働く意思があると伝える
数ヶ月など短期離職の場合
前職の悪口と捕らえられるような内容は避け、「自分のスキルアップのための転職」や、「○○（ある特定の分野）を専門に学んでみたいと考えた」などポジティブな内容に変換して伝えましょう。
また、数ヶ月でも退職した職場から学んだこと（スキルなど）を伝え、自分の経験としてアピールすることもできます。
病棟を退職した理由※私の場合
病棟からクリニックへの転職の場合、私は以下のように伝えました！
例：病棟で働いていた際、夜勤など不規則な生活により体調を崩すことがありました。
一つの職場で長く働いていきたいと考えた時、夜勤をしながら仕事を続けていくことは難しいと判断し退職いたしました。
今後は日勤のみのクリニックで働いていきたいと考えています。
長く働き続けるための転職です！と伝えてます。
質問④どんな人物か確認する質問
面接時の雰囲気だけではなく、質問を通してどんな人物か確認される場合もあります。
・職場の雰囲気に合うか
・既存スタッフとの相性はどうか
・クリニックとして求める人物像（明るい雰囲気のスタッフなど）がある場合
質問例として、
①周りからどんな人物/性格といわれるか？
②長所・短所は何か？
③休日の過ごし方や趣味について
このあたりはよく聞かれるので、回答を準備しておきましょう。
どんな人物/性格か
自分の性格について述べ、それが仕事にどう活かせるかにつなげます。
例：明るい性格だといわれます。特に初対面の人とは、笑顔を意識して関わるようにしています。
看護師は患者さんと関わる機会が多いため、安心してクリニックに通っていただけるような関わりをしたいと考えています。
長所・短所は何か
長所をどう仕事に活かせるかを述べます。
短所については、それをどうカバーしているのかを話せれば大丈夫です！
例：長所は真面目なところです。
与えられた仕事は最後までやり通し、ミスがないよう一つ一つ確認しながら行っています。
ですが、真面目な部分が短所になることもあります。
決められたルールの中で仕事をしようとして、柔軟さに欠ける部分がでることがあります。
そういった時は、他のスタッフと意見交換をしながら業務を行うよう意識しています。
休日の過ごし方/趣味について
これはどのようにストレスを解消しているのか、何に興味関心を持っているのかを聞かれている質問です。
自分の好きなことなどを素直に答えていきましょう。
質問⑤逆質問
最後に「他に質問などはありませんか？」と聞かれることが多いです。
気になることや補足説明が欲しい時は逆質問の時に聞きましょう！
特に、働く上で自分が重視していること（給料や仕事内容など）があれば、そこは明確にしたほうがいいです。
入職後に「こんなはずじゃなかった！」と後悔したり、トラブルに発展して早期離職の原因にもなります。
以下に逆質問で聞きたい項目を挙げてみたので参考にしてみてください！
仕事内容
・具体的な仕事内容や必要なスキル
・指導についてくれるスタッフの有無
人間関係
・スタッフの人数や勤続年数
・年齢層や職場の雰囲気
給料/福利厚生
・試用期間中の給料
・昇給の有無、ボーナス
・福利厚生の内容
休日関連
・年間休日数や有給消化率
・シフトの組み方
給料や休日のことなど聞きづらい質問も正直ありますが…
クリニックから選ばれる側であると同時に、自分も選ぶ側であることを忘れないでください！
まとめ
クリニックで聞かれやすい質問を5つの項目にわけてまとめていきました。
それぞれの項目について答えを準備しておくと、面接時に慌てずに済みますよ！
面接では労働者としてクリニックから選ばれる側ではありますが、自分自身も働く場所を選ぶ側です。
自分をアピールしつつ、どんな職場なのか見極めていきましょうー！
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